コラム

残業は何時間からが多いの?

残業は何時間からが多いの?

近年、ライフワークバランスを意識する人が増え、

「残業時間が少ない企業に転職したい」と考える人もいるようです。

そこで今回は、

1カ月の平均残業時間が多い職種、少ない職種や、

働き方改革の推進による残業短縮の試みなど、

『残業時間』の基本知識について学んでいきます!

 

残業とは?

 

一般的に「残業」とは、所定労働時間を超えて働いた時間のことを指しますが、

労働基準法の定義では、

『1日8時間』『1週間で40時間』を超えた労働時間を「残業時間」としています。

 

この残業時間が、月45時間を超えることが毎月のように続く場合は

「残業が多い」と感じる人が多いようです。

 

 

1カ月の平均残業時間の上限は?

 

働き方改革の意識が強まる中、

大企業では2019年4月から、中小企業では2020年4月から

「残業時間の上限は、原則として月45時間・年360時間とし、臨時的な特別の事情がなければこれを超えることはできない」

と決められています。

 

 

残業時間が少ない職種、多い職種は?

 

最も平均残業時間が少ない職種は「秘書/受付」で10.0時間。

次いで、「美容関連職(理美容/エステ/マッサージ)」(10.4時間)、

「営業事務アシスタント」(11.0時間)という結果です。

ほか、TOP10内には、「医療事務アシスタント」、「金融事務アシスタント」などがランクインしています。

 

反対に、平均残業時間の多い職種は、

「プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)」、

「ビジネスコンサルタント」の37.1時間が1位にランクイン。

TOP10内には、「商品企画/サービス企画」、「製品企画」など、

クリエイティブ系、企画系、コンサル系が平均残業時間の多い職種のようです。

 

 

「働き方改革」による残業時間短縮の意識

 

「働き方改革」によって残業に対する意識が変わり、

平均残業時間が短くなっているようです。

東京都産業労働局が行った「働き方改革に関する実態調査」において、

労働時間管理の変化を従業員に聞いたところ、

時間外労働の上限規制が適用されてから、

約半数が「残業時間に変化があった」と答えているというデータもあります。

 

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残業が続くと作業効率が下がり、企業にとっても良いことはありません。

そのため、「残業時間短縮」に努める企業が増えていくと考えられますが、

職種によって残業時間に大きく差があります。

キャリアチェンジを考えている方は、参考にしてみてください!

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