1. そもそも個人営業とは？どんな仕事？

個人営業とは、その名の通り「一般の個人のお客様に商品やサービスを提案する仕事」です。

▼ 例えばこんな分野

住宅・不動産（賃貸仲介・住宅販売・リフォーム提案など）

保険（生命保険・損害保険の提案）

通信サービス（スマホショップ・ネット回線など）

美容・健康（エステ、フィットネス、サプリなど）

小売・店舗型サービス（カウンター営業、相談窓口系）

企業相手の「法人営業」と比べて、

“人の生活に近い提案” をすることが多いのが特徴です。

「人と話すのは好き」「誰かの生活をよくする提案をしたい」

という人にとても向いている仕事です。

2. 個人営業は未経験OKの求人が多い理由

個人営業は20代の未経験者を積極採用する会社がかなり多いです。

理由は3つあります。

① お客様は“個人”なので、高度な知識より”丁寧に聞く姿勢”が求められる

法人向けだと専門用語や業界理解が必要なこともありますが、

個人営業では専門知識より「相手に寄り添い、相談に乗れるか」が評価ポイント。

高度なスキルよりも、人柄の良さや丁寧に話を聞く姿勢があればOKで、

未経験の場合でも始めやすい職種と言えるでしょう。

② マニュアルや研修が整っている業界が多い

個人営業は未経験で入社をする人が多いため、

新人研修やマニュアルなどが完備されていることが多いです。

・トークスクリプト

・商材研修

・ロープレ研修

・OJT

など初心者向けの仕組みが手厚いのが一般的。

“営業デビュー職”として選ばれる理由です。

③ 結果が出やすく、実績で評価される

個人営業はお客様の数が多く、

未経験者でも成果につながりやすいのもポイント。

・販売職で接客が好きだった

・人の話を聞くのが得意

・コツコツ行動できる

そんなタイプなら、すぐに数字で評価されます。

3. 法人営業と個人営業の違いは？どっちがおすすめ？

■ 法人営業の特徴（企業に提案）

・取引単価が大きい

・交渉期間が長い

・論理的な説明が重要

・企画力や資料作成力が身につく

・平日のみ勤務の職場が多い

■ 個人営業の特徴（個人に提案）

・お客様と距離が近い

・感情・生活背景に寄り添う提案が必要

・成果が出るのが早く、成功体験を積みやすい

・職種によっては休日がシフト制になる

まとめると、

コミュニケーションが好き・誰かの人生に関わる提案をしたい人には個人営業がおすすめ。

ビジネススキルを深めたい、企業と関わりたいなら法人営業が向いています。

4. 未経験者が個人営業に“受かるコツ”

① これまでの接客経験をアピールする

・アパレルや雑貨の販売職

・コールセンター

・飲食店でのホール業務

・塾講師・家庭教師

これらは全部、個人のお客様と接する機会が多いため、

個人営業で“即戦力ポイント”となります。

上記のような経験を持つ場合は、その経験を中心にアピールしましょう！

②「聞く力」をアピールする

個人営業は話すより"聞く姿勢"が評価されます。

【例文】

「お客様の要望を丁寧に聞き、最適な提案をしたい」

「相手の気持ちに寄り添う接客を大切にしてきた」

など、お客様に真摯に向き合い、

悩みを解決したいという思いや、人の生活を豊かにしたいという気持ちが評価されます。

③ すぐ動ける・行動量に自信がある

個人営業は行動量が成果に直結することが多いため、

その姿勢は高く評価されるでしょう。

自身の強みをアピールする際にも、

「慎重に考える」よりも「まずは行動をする」

という姿勢の方が好印象を与えられるはずです。

5. 落ちないための対策（面接・志望動機）

① 志望動機は“なぜ個人営業なのか”を明確に！

具体例

「人の生活に寄り添う提案がしたい」

「お客様の声を直接聞ける仕事がしたい」

「成果が数字で見える環境で成長したい」

② 将来のキャリアを語れると強い

店舗責任者、営業リーダー、マネジメント、コンサル寄りの営業職

など、1〜2年後にどうなりたいかも話せると好印象です。

6. 個人営業が向いていない人とは？

個人営業は、やりがいも大きい仕事ですが、

性格や働き方の好みによっては「ちょっと合わないかも…」という場合もあります。

下のチェック項目に当てはまる人は、

他の職種の方が力を発揮できる可能性があります！

■ 数字の追われ方が“軽め”のほうが安心できる人

個人営業は契約数や売上がハッキリ数字で追われる環境です。

人と話すのは好きで、そこまで数字に追われたくない人には販売職がおすすめ。

店舗の売上、接客件数、商品ごとの販売数など

チームで追う数字 が多く、個人営業ほどのプレッシャーは少なめ。

▶ 販売職の解説コラムはこちら

■ 数字で評価される環境が苦手

個人営業は、売上や契約件数など“数字”が評価指標になりやすい職種です。

「数字で追われるより、コツコツ進める方が安心する」

「成果主義より、安定した評価の方が好き」

というタイプの人は、事務職がストレス少なく働けるかもしれません。

▶ 事務職の解説コラムはこちら

■ コツコツ進める段取りや管理が好きな人

個人営業は臨機応変な会話力や営業トークが重要ですが、

施工管理はスケジュール・品質・安全などの管理業務が中心。

コミュニケーションも取る機会が多く、事務職よりも給料が高いため、

近年注目されている職種です。

・シフト作成やイベント準備が得意

・状況を整理して、順番に進めるのが好き

・人をまとめる役割を任されたことが多い

こんな経験がある人は、施工管理が「天職」になるケースも多いです。

▶ 施工管理の解説コラムはこちら

7. まとめ：個人営業は“人好き”“聞くのが得意”な20代にぴったりの仕事

未経験でも挑戦しやすい

研修が手厚い

結果が出やすい

キャリアアップしやすい

成果が給与に反映されやすい

そんな魅力が詰まった職種です。

興味がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか？