コラム

未経験で志望動機が書けない…「なんとなく興味がある」を志望理由に変える方法

「求人を見て、なんとなく良さそうだと思った」

「仕事内容に興味はあるけど、志望動機に書けるほど具体的な理由がない」

「条件が良かったから応募したけど、正直それ以外に理由が思いつかない……」

転職活動をしていると、このように志望動機が書けずに悩むことがあります。

 

特に、未経験の職種や業界へ転職しようとしている場合は、仕事内容を詳しく知らないため、

「なぜこの仕事をしたいのか」を言葉にするのが難しくなりがちです。

 

実際に転職相談でも、

「仕事内容のイメージがまだできていなくて、志望動機が書けません」

「条件が良かったので応募したのですが、それをそのまま書くわけにもいかなくて……」

「会社ごとに志望動機を書き分けられず、全部同じ文章になってしまいます」

といった相談は少なくありません。

 

最近ではAIを使って志望動機を作る方も増えていますが、

AIに任せるだけでは「成長したい」「貴社の理念に共感した」

といった似たような文章になってしまうこともあります。

 

では、どうすれば「なんとなく興味がある」という状態から、

企業にも伝わる志望動機を作れるのでしょうか?

 

この記事では、未経験からの転職を考えている方に向けて、

志望動機を作るための3つのステップを紹介します!

志望動機が書けないのは「志望度が低い」からではありません

まず知っておいてほしいのは、志望動機が書けないからといって、

必ずしも「その会社に入りたい気持ちが弱い」というわけではないということです。

 

未経験転職の場合、そもそも仕事内容を詳しく知らない状態で求人を探すことになります。

そのため、

「この仕事なら自分にもできそう」

「今までとは違う仕事をしてみたい」

「条件が良いから気になる」

「将来性がありそう」

といった、最初は漠然とした興味から応募することも珍しくありません。

 

むしろ、最初から「この会社でこの仕事がしたい!」と明確な理由を持って

転職活動を始められる人の方が少ない場合もあります。

 

大切なのは、最初から完璧な志望動機を持っていることではありません。

求人を見て感じた「なんとなく」を一つずつ掘り下げて、

「なぜそう思ったのか」

「自分のどんな経験とつながっているのか」

「入社したら何を実現したいのか」

を整理していくことです。

 

 

志望動機は「最初から作る」のではなく「掘り下げる」

志望動機を考えるとき、

「立派な理由を考えないといけない」

と思ってしまう方がいます。

 

しかし、最初から完璧な文章を作ろうとする必要はありません。

まずは、

「なんとなく興味がある」

「条件が良いと思った」

という本音からスタートして大丈夫です。

 

そこから、

興味を持った理由 → 仕事のどこに魅力を感じたのか → 自分の経験との接点 → 入社後どうなりたいか

という順番で掘り下げていくと、自然と志望動機が形になっていきます◎

ここからは、具体的な3つのステップを紹介していきます!

# ステップ1:「なぜその仕事に興味を持ったのか」を言語化する

まずは、数ある仕事の中から「なぜその職種に興味を持ったのか」を考えてみましょう。

ここで重要なのは、「その仕事が好きな理由」を無理に考えることではありません。

「求人を見て、どこが気になったのか」を思い出してみてください。

 

例えば、

「人と関わる仕事だから」

「パソコンを使う仕事だから」

「手に職をつけられそうだから」

「将来性がありそうだから」

「今までとは違う仕事に挑戦できそうだから」

など、小さなきっかけでも問題ありません。

そこから「なぜ?」を繰り返していきます。

 

例えば、

「営業職に興味がある」

↓ なぜ?

「人と話すことが好きだから」

↓ なぜ人と話すことが好き?

「相手の話を聞いて、困っていることを解決することにやりがいを感じるから」

 

ここまで掘り下げると、「人と話すのが好き」という抽象的な理由から、

「相手の話を聞き、ニーズに合わせて提案することにやりがいを感じる」

という、仕事につながる理由になります。

 

「条件が良いから応募した」はどうすればいい?

未経験転職では、

「土日祝休みだから」

「給与が高いから」

「残業が少なそうだから」

「福利厚生が良いから」

という条件面をきっかけに求人を探す方も多いでしょう。

 

もちろん、条件は転職先を選ぶ上で重要です。

ただし、それだけを志望動機として伝えると、

「条件が良ければ他社でもいいのでは?」

と思われてしまう可能性があります。

 

そこで、「条件が良い」という事実を否定するのではなく、その先にある自分の希望を考えてみましょう。

例えば、

「土日休みが良い」

→ なぜ?

「仕事とプライベートの時間を両立しながら長く働きたい」

 

「残業が少ない」

→ なぜ?

「長期的に無理なく働きながら、仕事のスキルも身につけたい」

 

「給与が高い」

→ なぜ?

「努力や成果を正当に評価される環境で、自分の市場価値を高めたい」

 

このように考えると、単なる「条件」から、自分が仕事に求めていることが見えてきます。

条件を隠してきれいな志望動機を作るのではなく、

条件の裏側にある「なぜその環境で働きたいのか」を考えることがポイントです。

 

 

# ステップ2:「なぜその会社なのか」を考える

仕事内容への興味が整理できたら、次は「なぜその会社なのか」を考えます。

ここが、企業ごとの志望動機を書き分けるポイントです。

同じ営業職でも、会社によって仕事内容や顧客、扱う商品、働き方は異なります。

 

例えば、

「営業職に興味があります」

だけでは、どの会社にも当てはまってしまいます。

そこで、

「その会社だからこそ魅力を感じた部分」

を探してみましょう。

 

確認したいのは、例えば以下のような情報です。

* どんな商品・サービスを扱っているのか

* 誰に商品・サービスを提供しているのか

* どんな課題を解決しているのか

* 会社が今後どのように成長しようとしているのか

* 未経験者をどのように育成しているのか

* どのような人が活躍しているのか

* 求人票にどのような人物像が書かれているか

 

特におすすめなのは、「企業理念」だけを見るのではなく、実際の仕事内容を見ることです。

 

「企業理念に共感しました」だけでは弱くなりやすい理由

志望動機でよくあるのが、

「貴社の企業理念に共感しました」

という文章です。

 

もちろん、企業理念への共感は悪いことではありません。

ただ、これだけでは、

「具体的にどの部分に共感したのか」

「なぜ共感したのか」

がわかりません。

 

例えば、

「お客様第一という理念に共感しました」

よりも、

「前職の接客でも、お客様の希望を聞いた上で提案することを大切にしてきました。

貴社が掲げる○○という考え方にも共通する部分を感じ、

これまでの経験を活かしながら、より多くのお客様の課題解決に関わりたいと考えています。」

とした方が、企業との接点が伝わります。

 

会社ごとに志望動機が同じになる人は「企業の特徴」を拾えていない

転職活動では複数の企業に応募することも多いため、

「どの会社に応募しても志望動機が同じになってしまう」

という悩みもよくあります。

 

この場合、無理に文章を変える必要はありません。

まずは、

「仕事を志望する理由」と「会社を志望する理由」をわける

ことがおすすめです。

 

例えば営業職の場合、

### 仕事を志望する理由

「前職の接客経験を通じて、お客様のニーズを聞き、提案することにやりがいを感じたため、営業職に挑戦したい」

 

### 会社を志望する理由

「中でも貴社は○○というサービスを通じて○○という顧客の課題解決に取り組んでおり、自分が経験してきた○○を活かせると考えた」

という形です。

 

「営業職を選んだ理由」は複数の企業で共通していても構いません。

そこに「なぜこの会社なのか」を加えることで、企業ごとの志望動機になります。

 

 

# ステップ3:「過去の経験」と「入社後の貢献」をつなげる

最後に、自分のこれまでの経験と、入社後に実現したいことをつなげます。

未経験の場合、

「経験がないので何もアピールできない」

と思ってしまいがちです。

 

しかし、未経験だからこそ、これまでの仕事で身につけたスキルや、

考え方を別の仕事にどう活かせるのかを考えることが重要です。

 

例えば、接客経験から営業職を目指す場合。

「人と話すことが好きなので営業職を志望しました」

だけでは、少し抽象的です。

 

一方、

「前職の接客では、お客様の要望を聞いた上で、

それぞれに合った商品を提案することにやりがいを感じていました。

その経験から、相手のニーズを把握し、提案によって課題を解決する営業職に興味を持ちました。

これまで培った顧客対応力を活かしながら、営業として提案力を身につけていきたいと考えています。」

とすると、

**過去の経験 → 仕事への興味 → 応募職種 → 今後の成長**

がつながります。

これが、未経験転職における志望動機の基本的な考え方です。

 

# 実際の転職支援でもある「評価されやすい志望動機」の例

例えば、販売職から施工管理への転職を目指す場合、

「IT化が進む時代に、社会から必要とされるスキルと経験を身につけ、長期的に活躍したいと考えています。

私たちの生活に欠かせない建設業界で、形に残る仕事に携わることにやりがいを感じ、志望しました。」

というように、

「未経験だけど挑戦したい」

だけではなく、

「なぜその業界なのか」

「将来どうなりたいのか」

まで考えられていると、志望理由として伝わりやすくなります。

 

さらに、自分のこれまでの経験を加えられると、より説得力が増します。

例えば販売職であれば、

「販売職で培ったお客様や周囲とのコミュニケーション力を活かし、

関係者と連携しながら現場を動かせる人材を目指したい」

というように、前職との接点を加えることができます。

 

 

「未経験ですが、成長したい」だけでは弱い?

未経験転職でよくある志望動機が、

「未経験ですが、以前から興味があった業界で、今までの経験を活かして貴社で成長したいと思いました。」

という文章です。

 

一見すると問題なさそうですが、採用担当者からすると、

「なぜ興味を持ったの?」

「なぜこの会社なの?」

「今までの経験の何が活かせるの?」

「どんな仕事をしたいの?」

という疑問が残ります。

 

つまり、間違った志望動機というよりも、情報が少なく、

応募者自身のことが伝わりにくい志望動機になっています。

「成長したい」という気持ちだけで終わらせず、

なぜその仕事に興味を持ったのか → 自分のどんな経験が活かせるのか → 入社後どうなりたいのか

まで具体的にしてみましょう。

AIに志望動機を書いてもらうときの注意点

最近では、AIを使って志望動機を作成する方も増えています。

AIを活用すること自体は悪いことではありません。

むしろ、文章を整理したり、自分では思いつかなかった表現を見つけたりする上では便利なツールです。

 

ただし、

「求人票をAIに貼り付けて志望動機を作って」

だけでは、似たような文章になりやすいという注意点があります。

 

例えば、

「貴社の理念に共感し、これまでの経験を活かして貢献したい」

「未経験ではありますが、積極的に学び、成長していきたい」

といった文章は、さまざまな企業に当てはまってしまいます。

 

AIは、あなた自身が入力した情報以上に

「あなたがなぜその会社を選んだのか」を知っているわけではありません。

 

そのため、AIに丸投げするのではなく、まず自分で、

* なぜその仕事に興味を持ったのか

* 何が魅力だと思ったのか

* 自分の経験で活かせそうなこと

* その会社のどこに惹かれたのか

* 入社後どうなりたいのか

を整理してからAIに文章化してもらうのがおすすめです。

 

AIは「志望動機を考えてもらう道具」ではなく、
「自分の考えを文章に整理する道具」として使うと、より自分らしい志望動機になります。
 

 

志望動機を書くときのテンプレート

ここまでの内容を整理すると、未経験転職の志望動機は以下の順番で考えることができます。

①なぜその仕事に興味を持ったのか

「前職で○○を経験し、○○にやりがいを感じたため、○○という仕事に興味を持ちました。」

②なぜその会社なのか

「中でも貴社は○○という事業を展開しており、○○という点に魅力を感じました。」

③自分の経験をどう活かせるのか

「これまでの○○の経験で培った○○を活かし、○○の面で貢献したいと考えています。」

④入社後どうなりたいのか

「未経験ではありますが、○○について積極的に学び、将来的には○○を担える人材になりたいと考えています。」

 

すべてを無理に入れる必要はありません。

重要なのは、自分の言葉で「なぜこの仕事・この会社なのか」を説明できることです。

 

 

志望動機は「興味」と「企業の求める人物像」をつなげるもの

志望動機を書くときに、最初から完璧な理由を探す必要はありません。

「なんとなく興味がある」

「条件が良さそう」

「未経験でもできそう」

というところからスタートしても大丈夫です。

 

そこから、

なぜ興味を持ったのか?

仕事のどこに魅力を感じたのか?

なぜその会社なのか?

自分の経験をどう活かせるのか?

入社後どうなりたいのか?

と掘り下げていくことで、少しずつ「入社したい理由」が見えてきます。

 

特に未経験転職では、経験がないことを無理に取り繕う必要はありません。

大切なのは、「未経験だから教えてください」ではなく、

「これまでの経験を活かしながら、自分から学んでいきたい」

という姿勢を伝えることです。

 

もし志望動機がどうしても書けない場合は、一人で悩み続ける必要もありません。

第三者に話してみることで、自分では気づいていなかった

「仕事を選ぶ理由」が見えてくることもあります。

 

 

志望動機が書けないときは、まず自分の「なんとなく」を整理してみよう

志望動機が書けないのは、あなたに志望理由がないからとは限りません。

まだ自分の中で整理できていないだけかもしれません。

 

「なんとなく興味がある」

「条件が良いから気になる」

という段階からでも、十分に志望動機は作れます。

 

まずは、

なぜ気になったのか?

を考えるところから始めてみましょう。

そして、「仕事を志望する理由」と「会社を志望する理由」を

わけて考えてみると、企業ごとの書き分けもしやすくなります。

 

それでも、

「自分の強みが分からない」

「そもそもどんな仕事が向いているか分からない」

「応募したい求人はあるけど、志望動機をどう作ればいいか分からない」

という場合は、第三者と一緒に整理するのも一つの方法です。

 

 

志望動機を一人で考えるのが難しい方へ

みけジョブでは、フリーターや正社員経験が浅い方を中心に、未経験からの転職をサポートしています。

「何となくこの仕事が気になる」という段階でも問題ありません。

これまでの経験や希望を一緒に整理しながら、

「なぜその仕事を選びたいのか」

「どんな強みが活かせるのか」

「どんな企業なら自分に合いそうか」

を一緒に考えていきます。

 

志望動機がまだ決まっていなくても大丈夫です。

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